モーセは民に言った。「恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。…主があなたがたのために戦われるのだ。あなたがたは、ただ黙っていなさい。」
出エジプト記 14:13-14（新改訳）

モーセがエジプトで奴隷となっていたイスラエルの民を連れ出してから間もなく、彼らは板挟みの状態に置かれました。目の前には危険な江海が広がり、後ろには自分たちを殺害しようと完全武装したパロの軍隊が迫っていました！

当然ながら、イスラエルの民は恐れおののきました。しかし、モーセは彼らに「恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい」（出エジプト記 14:13 新改訳）と言ったのです。きっと、イスラエルの民の中には「黙ってしっかり立つだと？彼は正気を失ったのか？早く行動を起こさないとまずいだろう！」と考えた人もいたのではないでしょうか。

友である皆さん。危機的状況の最中では、ただ「黙ってしっかり立つ」ことなどしたくはないはずです。しかし、神は私たちが「しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見る」ことを望んでおられます。ここに記された「救い」は、ヘブライ語でイエスの御名を指す「Yeshua（イエシュア）」です。言い換えると、神は私たちが「しっかり立って」、イエスに目を留め続ける、または見続けることを望んでおられるのです。自分の知能や力で危機的状況を解決しようとするのをやめ、主に立ち返る時、神は「紅海を分け」、道なき所に道を備えてくださいます。神が私たちのために戦われるのです！

ですから、次に悪魔が「この状況をどう対処するんだ？」とささやいてきたら、ありきたりな悪魔の策略に騙され、恐れや不安にかられて安息の位置から外れてしまうことがないようにしましょう。イエシュアを見て、主に目を留めるのです。主こそ、あなたの救いであり、癒し、知恵、備えなのです。ですから、敵をどうするかは主にお任せしましょう。主があなたを安全に反対側へ渡らせてくださるはずです。神は、イスラエルのためにしてくださったのと同じことを、今日、あなたのためにも成し遂げてくださいます！

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